笑顔に紛れた大怪獣

いやあ、遂に発売ですね。

 

5×20  All the BEST!! 1999-2019。

 

5×10が2009年、私は当時小学1年生とかその辺。

 

物心ZEROの私は嵐なんて存在を知る由もなく。というか箱入り娘だったのでテレビすらまともに見させてもらえなかったから、アイドルという概念を知るのは小学五年生頃…(ヤバすぎでは?)

 

まあ。ちょいちょいご縁はありましたな。

 

小学6年生でHappinessを踊ったり、運動会で散々GUTS!を流したり。放送委員なのでめちゃくちゃ助かってた。崇めてた。有名所は沸くから有難いのです。

 

元々、二次元を推してた人間なので生きてる人類を推すことは死んでもないだろうと本気で思ってた。パネルだけを愛していく人間だと思ってました。その時までは。

 

2019年1月27日17:00

 

当時からツイ廃だった私はトレンドを見てビビり散らかしました。

 

妹が元々、櫻井翔担だったのであらま〜くらいの感想でした。当時はね。

 

嵐 2020年12月31日を以て活動休止。

 

あの嵐が。

 

一般人の私からしたら、あの嵐が!?でした。

 

トップアイドルの苦労なんて露知らず、嵐は永遠に続くものだと思ってました。

 

というか年齢も知らなかったしね。二宮和也のこと27歳だと思ってた。

 

ツイートに混ざるFC限定動画。

 

どうやって録画したのか知りませんけど。そもそもファンクラブという概念すら知らなかった私は普通に閲覧しました。今思えば最低な行為だけども。

 

嵐は活動休止します。あと2年を以て。

 

大野君の終始申し訳なさそうな顔が今でも忘れられない。それよりも、悲しい雰囲気漂う動画の重大報告よりも何よりも印象に残ってるのが。

 

5人で交代でコメントをしていくあのやり取り。

 

嵐は、どこまでもにこやかだったと思う。

 

じゃあ次、と確認していく優しい声はメンバーを責める事を知らずに。むしろこの動画でさえ仲の良さが読み取れて、皮肉にも私はこのFC動画で興味を持ってしまいました。

 

流れで次の日の記者会見を見た。ラフな格好、笑顔で応対する5人。悲しそうにする訳でもなく、むしろこれからに期待していてほしい。そんな風に見えた。

 

「突然の休止、無責任ではないですか」

 

ファンではない私でさえ画面の前で舌打ちをした。いくらなんでも言葉が悪い。それでも櫻井翔は言葉を強めて答える。

 

「無責任かどうかは、これからの2年間の僕らを見ていてほしい」

 

「2年近くかけて感謝の思いを伝えていく。これが我々の誠意」

 

怒っていたようにも見えた。仲間を守りたい青年にも見えた。

 

「もしリーダーが矢面に立って悪者に見えるなら、それは自分達の力不足」

 

あれ。

 

嵐って、こんな素敵なグループだっけ。

 

こんなに、互いを想えるってそんなことある?

 

同じグループでも仕事上の関係、言葉は悪いがメンバーの一人が言い出した事。解散という選択肢もあったはずなのに。

 

5人でいつまでもいることを選んだ。5人全員が。等しく。

 

安直な言葉しか出てこないな、尊いとかそんなもんじゃない。美しいでもないなあ。

 

5人で20年続けられたという事実を一言で片すにはあまりにも安すぎる。もっと。もっと何か。形容すべき言葉が。

 

私も全く嵐を観なかった訳でもない。

 

妹が観る音楽番組の嵐は純粋に顔がいいなあ、なんて眺めていたし、志村どうぶつ園の相葉君もゆるやかに観ていた。

 

ニノさんだって昼飯を食べながら眺めるスクール革命の後に観ていたし。VS嵐も観る、嵐にしやがれも観る。

 

それでも、過去の彼らについては何も知らなかった。

 

だからせめて知りたかった。

 

言葉を埋める言葉が欲しかった。彼らの20年、何がそうさせたのか。知らなきゃ失礼になるとも思った。

 

一ヵ月ほど、YouTubeを漁る生活が続いた。目が行くのはいつも二宮和也で。いやー、ダメだろ、そんなん普通にオタクじゃん。

 

記者会見明けのMステ(2019.02.01)を観た。

 

ダメだ、と思った。

 

多分、彼らには勝てない。不可抗力だ。降参する。分かった、沼るから勘弁してくれ。

 

録画したMステを何度観たか分からない。引越し作業で消されるまで、ずっと観ていた。

 

涙が溢れそうになるのを堪える二宮和也に、心から惹かれた。大野君を励ますように手を握る二宮和也が、酷く心に刺さった。ビジュアルとかそういう問題じゃない。

 

 

推していこうと思った。

 

 

興味を持ってから、初めて嵐にしやがれを観た。本垢で実況ツイートをしながら。終わって見返して、ツイート量に自分で引いた。怖。

 

雑多垢だし…と気にしないで次の週。二宮和也の「おれにの〜♡」(2019.02.23放映・隠れ家ARASHI ゲスト:霜降り明星)を観て確信した。

 

垢作ろ。

 

垢を作るにおいてまず壁打ちにするか悩んだ。

 

(まあ、一ヵ月経ったとはいえ記者会見でシビアな時期に「記者会見からハマりました!よろしくお願いします!」とか言って殴り込んできたらコンクリ詰め案件だよなあ…でもな…)

 

まず、絵を描きました。

 

ファンアートがあるという事実にまず驚く。

 

著名人ってグレーなんだ…と。

 

一番好きなビジュアルだった、冷えピタニノを描いた。何の作品かは知らなかった。ヘタクソだったけど初回だし…といつもの甘え精神で。

 

繋がりたいタグにきちんと記者会見出身、と記載して投げた。3月上旬の話。

 

反応が幾つ来たかは覚えていない。むしろ反応しに行った気がする。本垢でフォローしたりと事故はあったがなんとか垢は成立した。

 

邪険にすべき存在でさえ、繋がって下さる人がいた。ありがとう、と喜んでくれる人がいた。

 

あの小規模垢が、今では沢山の人で賑わっている。気軽に話せる友達だって出来た。

 

いつもセクハラしててごめん。すきだよ。

 

 

…正直。今でさえ、記者会見でこの界隈に来てよかったのか?と時々思う。

 

曲は分からないし、貢げる金銭もないし、知識は増えない、当時でしか知り得ない事だって沢山ある。ファン歴なんて半年未満だ。

 

今、嵐が向けている「ファン」という括りに私は入っていないと思うし。…ちょっと悲しいけど。

 

それでも。

 

それでも、こんな中途半端な人間にさえ嵐は影響を与えるくらいに大きい存在で。私はそれを追い掛けたいという自分の意思でここまで来た。

 

誰かに否定されても。絶対的に足りないものがあっても。

 

飽きの早い私が未だ廃ることを知らないのなら、きっと大丈夫。

 

嵐が嵐でいてくれる限り、明けない夜はないよ。

 

言葉を埋める言葉はまだ見つからないから。

 

それまで、一緒に旅をさせてね。

 

かっこいいこと言えない。てへ。

 

ブログへの飽きが早い、早すぎる。

 

ちなみにこの界隈に入って初めて覚えた知らない曲は「Fake it」です。

 

まさかのカップリング。

 

T.A.B.O.Oは昔から知ってたからな…小学五年生…

 

(友達が歌詞を書いて見せてきたとかいう激ヤバ案件)

 

うん。おわろ。

 

校閲ZEROなので誤字脱字許して。

 

二宮和也が自担でよかった。ありがとう。すき。